七五詩&五行詩&一行詩
       「Rainy Day」



切なき想い 綴れ織り
ペンを走らす この夜も
言葉にならぬ もどかしさ
行のあいだに 忍ばせる

愛する人に 届けてと
紅のくちびる 押しあてて
そっと封する いじましさ
分かってほしい 恋ごころ





雨だれが
我が心の戸を叩く
隠した涙を
お出しなさい
痛む心にしみじみと

     *

好きな人を
好きと想うだけなのに
どうして灰色に
塗りつぶしてしまうの
どこまでも雨

     *

小鳥のさえずりも聞こえない
窓に打ちつける雨音だけが
痛いくらい響いてる
ヘッドフォンからお気に入りの歌
このまま何処かへ流されたいよ

     *

送ってくれるのは
近くの駅でいいのよ
家の前まで来たら
帰せなくなるじゃない
雨が降ってきたもの

     *

雨はただの水じゃない
人恋しさの誘い水
濡れるもよし
流されるもよし
君想うも・・・





氷が小さくなるほどに
グラスの底には涙の雫
やがては溶けてなくなるから
私が耐えれば済むことだし
酒の力を借りる今宵

別れましょう
そう言ったならば
終わる関係
いとも簡単だった
割り切った大人の関係

あなたの笑顔
思い出しても
なおさら辛い
失われし日々
独り寝の戯言

忘れられないあなた
降り続く雨
やっぱり逢いたい
悪あがき
未練たらしいと言われても

あなたの虜
人が言うには横恋慕
私にとっては切ない憧れ
悪いことだと分かってる
でもどうしても止められないの


この5つの詩の末尾を縦に読んでいただくと・・・

憎らしい 奪いたい 想い人 溜息も 零れるの





入梅の 鬱陶しい空 眺めつつ 私の想いも いつかは晴れる


逢いたくて ただひたすらに 逢いたくて 何をしてても あなたが滲む


一抹の 不安はいつも あるけれど それが恋なら そわそわしましょ


禁じ手を 犯した時から 勝敗は すでに着いてる 認めないだけ


雨の日は 家にぽつんと ひとりきり 話し相手は 心の君よ


紫陽花が 雨に打たれて 色変わり 私も雨に 打たれようかな


七夕も 雨天中止で 来年の 短冊の名前 変えてみせよう


誕生日 何がいいのと 尋ねられ あなたが欲しいと 雨に紛れて


偶然は 言い訳だって みえみえね あなたの傘で 待つ改札口


朝に夕 想うはあなた 事ばかり 雨粒ほども 報われないのに


水溜まり 私ぽろぽろ 揺れている あなたと喧嘩 した帰り道


雲の間に 日差しがこぼれ 天気雨 私のココロに 近くなる空


本気なの 「おまえだけさ」と 言うあなた 女の恐さ 知らない人ね


雨だれが 焦れる心の バロメータ あなたいつまで 待たせる気なの